第一次世界大戦中の「逆カモフラージュ」作戦

カテゴリ:アート

12 2月 2010

Modern Tanks

※Image Courtesy U.S.Military


緑と茶色の模様をつければ、どんなデカブツでも茂みに隠れることができる。現代で、最も役に立っているアートでしょう。どの国の軍隊も、迷彩は標準仕様ですね。
今朝、フィード巡回中に私の知らない歴史に触れる機会がありました。第一次世界大戦モノです。ドイツでUボートが活躍していた時代で、「周りに溶け込む」コンセプトが徐々に浮き上がってきたのもこの頃。
 
しかし、この時代に「迷彩」とは逆の発想を思いついた人物がいました:ノーマン・ウィキンソン氏、当時イギリス出身のアーティスト。

「迷彩は発見された後は役に立たない!」

確かにそうだ。いいとこついてる。でも、それを知ったところでどうしろと?
彼が思いついた逆迷彩、通称「ギラギラ(英語名:Dazzle Camouflage)」とは…

どこのデコ戦艦?
Razzle Dazzle Camouflage - Battleship
視覚作戦。
この一見ギラギラしてるだけの模様は、襲ってくる戦闘機パイロットや、敵戦艦の砲撃手の感覚を鈍らせるもの。
当時、現代のようなロックオンやレーダーシステムはありません。獲物を仕留めるには、手動で狙い打つ時代だったのです。そのため、視覚を狂わせる模様を見せれば達人も感覚を失う、という事。
小さい船は遠くから大きく見え、船の先端を狙う魚雷は遥か彼方へ泳ぎ続ける訳です。
 
フルカラーだとこんな感じ
Razzle Dazzle Camouflage - Color Rendition
カラー写真が出るようになったのは、ずっと後の事。幸いフルカラーの設計図が残っていたので、それを元に写真に色をつけてみました。あぁなるほど、目がチカチカする〜
 
レーダー技術が発達した今、このような作戦は使えないとされ、二度と戦場に姿を現さなくなりました。
この作戦の欠点、やはり「戦艦であって戦艦に見えない」ところだな。民間人の船に見えてしまい、攻撃意欲を失ってしまうのはちょっと不公平じゃないかなぁ。
»You are the Fleet Admiral of the Navy in WWI what do you do? [提供元: Gizmodo]

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